かたくりかたこりかたつむり

やっぱり誤字脱字は氷山の一角

DDSATサントラ目黒氏コメント サルベージ

アバチュサントラの目黒氏コメントをサルベージ。実を言うとブックレットに曲コメントが載っていなくてがっかりした私です。


メインコンポーサー目黒将司スペシャルコメント

DDSATシリーズのメインコンポーサーである目黒将司による楽曲をスペシャルコメントつきでご紹介します。

ついにサントラ発売!

ついに発売されましたDDSサントラ完全体。私もこの日がくることを心待ちにしておりました。

美麗な映像により描かれる世界に音楽をつける作業はとても楽しくやりがいのある仕事でした。

音楽自体は世界観に合わせ1、2で明確なコントラストがつくよう全く違ったジャンルのものを作りました。

この完全体のサントラを聞いていただければその違いを楽しんでもらえるのではないかと思っております。

さて、4枚組136曲(我ながらよく作った・・・)のこのサントラ、DDSで使われた曲全てを収録したものなのですが曲名を見ただけだといったいどこの曲なのかわかりませんよね?

ですからこれから全曲紹介とまではいきませんが主な曲の詳細説明を補完させていただきます。

これを読んだら買おうか迷っていた人もきっと買いたくなる!?

DISC1

1.Pray

言わずと知れたDDS1のオープニングテーマ曲です。ヒロイン“セラ”役を演じてくれた声優の桑島法子さんが歌ってくれています。

桑島さんの歌もさることながらメロディライン自体もなかなか良く出来たのではないかと思っております。

いや、曲自体、難産だったんですよ…。

2.混沌

タイトル表示中の曲。

3.Tribal War

最初のイベントシーンの曲。

4.セラフィータ

セラが裸で…、色々大変だった(社内でね)シーンの曲。

5.Embryon

エンブリオンアジトでアサインメントに行くぞと決断するイベントシーンの曲。

6.Assignment

アサインメントのアジトへ侵入するイベントシーンの曲。

7.Muladhara

エンブリオンのアジトでのフィールド曲。DDS1は割とブルース調の曲が多く、この曲はその中でも代表的なものといった感じでしょうか。

コード進行もちょっと凝っていて、ギターも甘く良い音が出てます。(演奏は…、まあまあ?)

8.Svadhisthana

スワディスターナの町並みでのフィールド曲。DDSのほとんどの曲はPS2内蔵音源を使って流していて、その容量1曲あたり400KB弱(泣ける…)、ブルース調でやるならギターはサンプリングして使いたい、でも容量は厳しい、しょうがない…

イケそうな所は4小節繰り返しのメロで…。なんて曲が多いのです。

9.Hideout Of The Chickens

アサインメントのアジトのダンジョン曲。

10.Sahasrara

カルマ教会の町並みでのフィールド曲。サンタナか?ってメロディが入ってますが、正直いかにもな泣きのメロディで入れようかどうか迷ってました。で、ゲーム中はこの泣きのメロディ、実は曲のリピート10回目で突然出てきます。知ってました?

11.Junk Yard

大マップの曲。Prayのメロディにテクノ調の曲。DDS1には似つかわしくない曲調ですがDDS2をやっていただくと…。

わかりました?セラの作った世界でありニルバーナつまりDDS2の世界に近い解釈だからなんですね。だからテクノ版Prayと。

12.Arms

武器自動販売機の曲。ウチの土屋さんの曲。DDSでは主に効果音の方を担当してもらったのですが、ホント助かりました。

13.Karma Terminal

カルマ端末の曲。こちらも土屋さんの曲。癒される…。DDS1唯一の癒しの曲では?

14.アートマ

入れ墨が光って悪魔に変身して初めてバトルへ至るまでのシーンの曲。

15.Be Fed Up

初めてのバトルが終わって…、の曲。

16.Burning Stake

あの「だってオマエら喰ったじゃねぇか!」の曲。

17.飢え

哀れシマウマさんを倒した後の曲。

18.Manipura

マニプラ町並みの曲。

19.Anahata

アナハタ町並みの曲。

20.Point136

ディスティニーランドの曲。最上階まで各バージョンを繋げて収録。土屋さんおつかれさまでした!

21.Pray-セラの祈り-

セラがゲイルの飢えを癒しに登場するシーンの曲。Pray冒頭部分の2番付き。本来はこっちがPrayなんでしょうか?

22.Eat Them All

カルマ教会にリーダーたちが集まって、エンジェルが「黒髪の女を…」というシーンの曲。

23.Operation

ゲイルが陽動作戦を提案するシーンの曲。コンピュータから発する効果音がダサいとデザイナーに突っ返された記憶が…。(DDS1はイベントの効果音も私が担当していました)

24.Sonic Wave

ジナーナと初対面シーンの曲。DDS1ではイベントシーンでもこういったギターでメロディをはっきり弾く曲を入れ登場人物の印象付けを図ってみました。

25.What's Your Name?

ジナーナ「お前、名前は?」とアルジラに問うシーンの曲。曲名がまんまですね。

26.Steel Coffin

客船の残骸フィールド曲。こちらも土屋さん担当。Point136や客船などセラが作った場所での曲は土屋さんが担当しその世界観設定の違いを表現しました。

27.Steel Coffin -The Second Movement

客船での爆弾設置後のフィールド曲。

28.River Of Samsara

地下水道のフィールド曲。

29.River Of Samsara -The Second Movement

地下水道で水流でながされるシーンのフィールド曲。

30.SweetHome

ブルーティッシュキャンプ町並みの曲。

31.Solar Eclipse

ガイコツたちに囲まれて「食い散らせ!」と襲われるシーンの曲。この曲、マスタリングの時誰一人としてどこの曲だか思い出せませんでした。

32.阿修羅

「ろくに喰らいもしないで…」ミックがジナーナをボコボコにするシーンの曲。

33.Aurora

ジナーナが死んでしまうシーンの曲。DDS1泣きの一曲目。

34.陽動

ミックの陽動作戦にひっかかってしまうシーンの曲。シーンの最後でバットが登場。で24.SonicWaveの曲が流れるわけですがこれはバットの裏切りを暗示していた曲だったわけです。

35.Too Late

バット「セラとかいう娘は今頃ミックの…」のシーンの曲。

36.Spider's String

カルマ教会エントランス部分でのフィールド曲。

37.Spider's String -The Second Movement

カルマ教会ダンジョン内の曲。こちらも攻略が進むごとに曲が派手に変わっていきますがそれらを繋げて収録してあります。

38.Ajna

洋館前町並みの曲。スネアのリズムは大佐のリズムです。

39.Hunting Field

リーベルの縄張りのフィールド曲。

40.Hunting Field -The Second Movement

リーベルの縄張りのフィールド曲パート2。


DISC2

1.Pray -A cappela version-

セラの祈りのアカペラバージョン。エンブリオンの新しいアジトで流れていました。実はフィールド効果音扱いでセラの歌っている場所へ近づくと音量が大きくなり、離れると小さくなります。

2.Meow Meow

タイトル表示中の曲。

3.ファイアーボール

サーフとヒートが戦うシーンの曲。

4.ミートボール 「てめぇはミートボールだ!」

5.仲間 サーフがセラを抱きかかえてのシーンの曲。

6.Seismic wav

客船でのアルジラとバットが戦うシーンの曲。

7.Man's Tomb

ソリッドのシタデルのフィールド曲。

8.Man's Tomb -The Second Movement

ソリッドのシタデルのフィールド曲パート2。

9.Blade

フィールドハントの曲。魔剣のシシリーステージの曲だったりします。なぜって、サーフが剣(手?)を振り回して、まるで…。

10.Mantra

マントラ取得時の曲。冒頭のPrayを思わせるメロディはこの世界はセラが作ったものであることを匂わせるために作りました。

11.Never Ending Rain

タイトル画面中のConfigで流れる曲。PrayがDDSの全体のテーマ曲だとしたら、この曲はDDS1のテーマ曲として作りました。止まない雨。でも止むんですよね。

12.Lever Up

バトル後のレベルアップの曲。

13.Silver Fox

客船でジナーナがピンチの時に現れるサーフ。

14.What is it to Live a Life?

「生きるってなんなのよ!」DDS1泣きの二曲目。

15.Brutish

ゲイルが説明しまくり。

16.狼の誇り

とそこでルーパが現れます。ちょっと西部劇かかった曲はルーパのテーマだからです。

17.Daydream

地下水道の中でゲイルはエンジェルの姿を一瞬思い出す。

18.Hunting

通常戦闘の曲。実はボス戦系で使う予定で作った曲なのですが冒頭のスネアの入りに唐突感があってよいとのことで通常戦闘の曲になりました。ちなみにゲーム中のギターソロのバリエーションは5つあります。

19.Hunting -Surprise Raid

バックアタックを食らった時の戦闘曲。こちらが本当はHuntingの原曲だったのです。

20.Hunting -Complusion

強制戦闘の曲。

21.Hunting -Comrades

かつての仲間と戦うシーンで流れる曲。

22.Hunting -Rare Devil

レア悪魔と戦うシーンで流れる曲。

23.Relief

バトル後、リザルト表示時に流れる曲。

24.Big Battle -Prelude

ボス戦の前に流れる曲。開発内ではボス前口上と呼んでます。

25.Big Battle

ボス戦の曲。DDS1ではギターの曲は全編を通じてGSL社のストラトキャスターとPOD(Version1)というアンプシミュレータを通して録音しています。GSLとはなかなか渋い選択なのですが非常に弾きやすく野太い良い音がします。ちなみに社物です。ついでにギター談義を少々。PODには他にVersion2、XT、TDM版など様々なバリエーションがあるのですが私が一番好きなのはversion1です。これをブルース系にはBassman、ロック系にはJCM800の設定で他は何もせず録音しています。質感を出すにはギターの音に短いルームリバーブを深めにかけるのがコツです。

26.Samsara

ゲームオーバーの曲。わかる人にはわかる、フリーのあのソフトシンセを使ってます。坊主が踊るヤツ。使い方があからさまでちょっと恥ずかしいかも。

27.Pray -Instrument version

この曲はゲーム本編には収録されていません。某ショップで初回特典CDに収録したものです。

28.Lava Flow

ルーパと戦うことになってしまうシーンの曲。イントロはルーパのテーマで入りケルベロスにパンしたと同時にギターのリフで戦いを予感させています。

29.Turbulence

大佐が透明になって襲ってくるシーンの曲。

30.テクノシャーマン

大佐がセラの真の姿を話し絶命するシーンの曲。

31.Maelstrom

塔の最上階でセラとエンジェルが対峙するシーンの曲。

32.Watercrown

セラの静止を振り切ってサーフはエンジェルと…。

33.Hari-Hara

ラスボス“ハリハラ”戦の曲。

34.Hari-Hara -The Second Movement

ラスボス“ハリハラ”戦の曲パート2。毎度のことながら最後ラスボスは変身するんですよね。よって2曲作らなきゃならない…。これが開発終盤での作曲になるのでツラい。

35.必ず…また…

最後のシーン。実は初めてシナリオを読んだ時からこの最後のシーンはテーマをリフレインしてスタッフロールへ静かに繋ごうと決めていました。デザイナーの和田さんと相談して、最後の最後までシーンを煮詰めて、いや大変でした。

36.The Rain Stopped

スタッフロールの曲。止まない雨はない、ということでDDS1のテーマを最後にフルバージョンで。スタッフロールの後にはニルバーナでのサーフの姿がちょっとだけ現れるのですが、ジャンクヤード→ニルバーナに境目はこの曲の4分55秒の所でここからDDS2の世界観に合わせた曲調のものに変化します。(境目はオレ設定ですが…)


DISC3

1.ALIVE

DDS2のオープニングテーマ曲。ボーカル桃田佳世子さん、コーラス川村ゆみさん。この曲、桃田さんはもちろんのこと川村さんのコーラスっぷりにかなり助けてもらいました。スバラシイ!ゲーム本編にはない2コーラス目も入ったフルバージョンで収録しました。

2.Om Mani Padme Hm

最初のイベント、青年フレッドと子供たちのシーンの曲。 DDS2の物語としてのテーマ曲で、タイトル画面のConfigでも流れる曲です。 Configにテーマ曲を流す意味は特にないのですが、タイトル画面まわりでテーマを印象付けてもらいたいという狙いもあり、真女神転生3からの伝統でもあり。

3.贖罪

青年フレッド「世界は死にかけていた…」。こちらはタイトル画面でも使われている曲です。

4.The End of JunkYard ジャンクヤードでの出来事を回想するシーンの曲。

5.Hide Out カルマ兵から隠れるサーフたちのシーンの曲。

6.Amaravati

占拠された地下街のフィールド曲。お気づきの通り、DDS2では1とうってかわってテクノ調といった様相の曲に変わります。世界観設定を表面上から見ればジャンンクヤード(DDS1)がテクノでニルバーナ(DDS2)がロックなんじゃないの?と思いがちですが、ジャンクヤードでの人々の行動は目覚めてからは皆まさに熱い血の通った人間そのものであり、逆にニルバーナの人々は冷徹に管理された社会での閉塞感にもがく人間であり。その姿を端的に表すためにこういった曲調にしました。

7.人間狩り

占拠された地下街でカルマ兵の人間狩りが始まってからのフィールド曲。

8.Road of Sodom

海底ケーブルダンジョンのフィールド曲。

9.Road of Sodom -The Second Movement

海底ケーブルダンジョンのフィールド曲パート2。

10.Recollection

ロアルドによるこれまでの経緯を説明するシーンの曲。

11.脅迫

ゲイル「これは交渉じゃない、脅迫だ!」

12.あなたの中の愛は死んでしまったの?

曲名の通り、マダムの名台詞。

13.Betrayer

地下で内通者と会うシーンの曲。

14.Meeeeaaaat! Processing Plant

収容所のフィールド曲。別名「人間加工工場」。

15.Prisoner's Nightmare

収容所、所長が追いかけてくる時の曲。恐すぎ!!

ノクターンマニアックスでダンテが追いかけてくるより恐いのはこの曲調のせいではないでしょうか?

初めてテストプレイしたときホントに恐かったです。あまりに恐くて笑ってしまいました。人間は本当に恐いと笑ってしまう?

16.Underground City

地下街のフィールド曲。初めて告白しますが、実はDDS2になって短い旋律を繰り返すメロディは減りました。

上の方で内蔵音源の説明はしましたが、DDS2になっても内蔵音源の設定は変わってません。なのになぜか?それは内蔵音源へのコンバートを優秀な外注さんにお願いしたからです!つまりオレが苦労するわけじゃないからメロディは書きたいように書くかぁってことですね。(國島さんゴメンナサイ)一応言い訳させてください。ギターなどの生楽器の使用が減ったからフレーズをまるまるサンプリングする頻度が減った筈で、容量制限も楽になったハズ。

17.Urban Area

シティ市街地のフィールド曲。

18.Scheme of Betrayal

エンジェル「まったく、食えない婆さんだ」

19.受け継がれる意志

DDS2泣きの一曲。基本的に泣きのシーンは誰かが死んで悲しいではなく、その意志を継ぐということに感涙するのがDDS2の特徴ではないでしょうか。フレッドの声優さんの収録では泣きそうになりました。(というか一人でシナリオ読んだ時には普通に泣いてます)

20.トリプヴァーナ

トリプヴァーナの3人組が「おぼえてやがれ、このくそ虫ども」と逃げていくシーンの曲。曲はちょっとやり過ぎ?

21.Heat

ヒートがサーフと対峙するシーン2つで流れる曲。

22.Power Plant Dome

動力プラント入り口前のフィールド曲。

23.Tower of Reunion

カルマ協会本部のフィールド曲。

24.Egg of the Universe

EGG施設のフィールド曲。セラを追ってEGGに入っていくわけですが、ここではなんとなくセラを匂わせるメロディにしています。

25.エンジェル

協会本部でサーフたちがエンジェルと会うシーンの曲。

26.Defeat

仲間を喰ったトリプヴァーナの一人を倒し…。シエロがかっこいい!

27.叫び

アルジラ「サーフ~!!」

28.ちっともおもしろくねぇよ

シエロ「ちっともおもしろくねぇよ」

29.Mad Mart

マッドマートの曲。ジョニーがイカす。

30.Karma Terminal

カルマターミナルの曲。土屋さん作曲のDDS1のカルマターミナルの曲が癒し系でスゴく良かったので、これ作るとき結構プレッシャーありました。

31.Mantra

マントラ取得の曲。DDS1のマントラはPrayをモチーフにしましたが、 DDS2のマントラの根源はやはり太陽でしょ?ってことで太陽の曲=Nirvana(ニルバーナ)と同じ旋律を使いました。


DISC4

1.Indra

インドラ登場のシーンの曲。

2.Karma

ロアルド「カルマってヤツは…」 。出だしは“贖罪”で始まってサビを“ALIVE”で締める、まさにニルバーナを生きたロアルドのための曲。

3.Meghnada

メーガナーダ登場のシーンの曲。

4.What is it to Live a Life? DDS1のアレンジ。アルジラは生きる意味を見つけたのでしょう。

5.Schrodinger EGGの羊水の中でシュレディンガーがサーフに語りかけるシーンの曲。

6.Battle For Survival

通常戦闘の曲。少し切ないメロディーは“ALIVE”のサビをモチーフにしています。

7.Madness

羅刹での戦闘曲。まさにマッドネス!!な感じの曲。

8.Hunting

バックアタックを食らった時の戦闘曲。

9.Heroic Battle

強制戦闘の曲。

10.Relief

バトル後のリザルト表示の曲。

11.Level Up

バトル後のレベルアップの曲。

12.Epic Battle -Prelude

ボス前口上の曲。

13.Big Battle

DDS1ボスとの戦闘曲。

14.Epic Battle

ボス戦闘曲。さてDDS1に続いてまたギター談義を少々。興味の無い方ゴメンナサイ。 DDS2になっても先述のPODは相変わらずなのですがギター本体はG&L社からFender社のストラトキャスターに替わりました。ちょっと自慢の逸品で、1973年製のアッシュボディー、私の2つ年下ということになります。古いギターなので弾きにくいし出力も小さいのですがとにかく音がイイ!まさに70年代の音、明るくエッジの効いた音がします。ちなみにこちらは自腹。

15.Brahman

ラスボス“ブラフマン”戦の曲。DDS2で最後に作った曲。タイトなスケジュールで毎晩フラフラになりながら帰っていたある晩、東京駅の6番線ホームでメロディが思いつきました。これでやっと終わった…。

16.Memory

昔のセラとサーフ達のシーン、セラ「あのお兄ちゃん、こわい…」。こちらはDDS2で最初に作った曲。この頃はまだ元気だった。(私自身が)

17.Let Him Go

ゲイル「行かせてやれ」

18.No Regret

ヒート「悔いは、ねぇ…」

19.Regret

昔のゲイルとエンジェルのシーン、キュビエ病患者の病棟が炎上して…。 DDS2ではすっかり出てこなくなった“Pray”ですが、本当はゲイルの歌だったのですね。

20.Five Years Before

EGG施設2回目のフィールド曲。

21.Rest in Peace,my Friend

動力プラント内のフィールド曲。

22.One-way Stairs

空港施設のフィールド曲。

23.Nirvana

太陽のフィールド曲。開発当初、メガテンポータルで皆さんご存知の宇田(コイツがテクノ野郎で…)が「目黒さん!新曲持ってきたんで聞いてください!」と太陽のフィールドをイメージした曲を作ってきて、これがなかなか出来が良くて。マズい、負けられない…、とかなりプレッシャーかかりました。出来の方は…、とりあえず宇田の曲はなんとか越えられた?かな?

24.太陽へ

セラフが太陽へ飛んでいくシーンの曲。鉄腕アトムを思い出しました…。

25.Seraph

セラフが仲間達から力を与えてもらうシーンの曲。このイベントはそれまでの選択肢などで仲間になるキャラクターが違ってくるのですが、これはつまり仲間になる全てのパターンを用意しなければならず、それぞれのパターンで微妙に尺が違っていて、しかも全パターン収録するとDVDに入りきらないので同じカットは使い回して、とすると細切れのカットになるから音楽はストリームでは流せなくて内蔵音源で…、なんてこと開発の終盤で言わないでくれ!!

26.Entreaty

ブラフマンと対峙するシーンの曲。

27.One Word

たった一つの言葉です。わかりましたか?

28.The Rising Sun

最後のイベント、こちらもDDS1同様デザインも音楽も練りに練って作りました。青年フレッドのシーンになって冒頭のイベントと同じ“Om Mani Padme Hm”のAメロが流れ、「大丈夫よ」から一呼吸おいて次の29.へ、この部分だけでもピアノのテイクを30テイクくらい録りました。

29.Om Mani Padme Hm -StaffRoll Arrenge

DDS2のエンディングであり、DDS全体を締めくくる曲としてDDS2のテーマを主軸にDDS1のPrayを感じさせる曲に仕上げました。ゲーム本編では1コーラスでフェードアウトさせ「タイムカプセル」に繋げていますが、こちらは収録できないので代わりと言ってはなんですがフルバージョンを収録させていただきました。

最後に・・・

DDS2が発売されて1年近くになりますが、当時の自分の持てる力を全て出し切れたのではないかと思っております。

このような場を与えてくださったアトラスの開発部と、それからこれらの曲をサントラとして発売できるよう尽力してくださった方々に感謝いたします。

来年にはライドウが発売されますが、こちらでは当時よりも成長した曲をお届けできるようがんばっておりますのでゲーム本編はもちろんサントラの方も期待してください。


「わかる人にはわかる、フリーのあのソフトシンセを使ってます。坊主が踊るヤツ」とはDelay Lamaのことですね。ネーミングセンスがナイスな読経プラグインのことです。

それからALIVEのコーラスが川村さんだったとは知りませんでした。聞いてみると確かに声のかすれ具合が川村さん…! 一瞬「リードボーカルも川村さんでいいじゃん」とチラッと思いましたが、やっぱり穴沢はあれでなくてはいけない。

ソース:

http://web.archive.org/web/20061212231407/http://www.megamitensei.jp/dds-sound/meguro01.html

http://web.archive.org/web/20060219145042/www.megamitensei.jp/dds-sound/meguro02.html

http://web.archive.org/web/20060219145015/www.megamitensei.jp/dds-sound/meguro03.html

http://web.archive.org/web/20060219144952/www.megamitensei.jp/dds-sound/meguro04.html