かたくりかたこりかたつむり

やっぱり誤字脱字は氷山の一角

アニメ「ペルソナ4」第4話 ”Somewhere not here” 感想

アニメ「ペルソナ4」第4話の感想です。今回は主人公・陽介・千枝の3人のペルソナ使いが揃い、いよいよ雪子の影と対峙し、雪子がペルソナを手に入れました。

一言で言えば、「ほっとした」でした。監督が「4話まで見て~」という理由も納得です。1話から3話まで、どこか危なっかしい感覚を覚えつつ視聴していましたが、4話目にてやっと純粋に楽しめたというか。今回も「仲間が自分の影を否定→影と戦う→受け入れる→ペルソナ入手」のワンパターンは変わりませんが(原作がそうだから仕方ない)、その影が出来るまでの過程を回想で丁寧に見せてくれたので、初めてストーリーに厚みが出ました。

本当は陽介・千枝の影戦についても今回の雪子のエピソードくらい丁寧にやって欲しかったんですが、尺的に厳しそうです。監督は、25話で話を収めるためには、最初の3話までが多少つまらなくなることは重々承知してたんじゃないでしょうか。

今回良かったところは雪子の過去のエピソード全般ですが、中でも拾った小鳥がカゴの中に入っている姿は、雪子の影のデザインと上手い組み合わせになっているなと思いました。原作でも「籠の鳥」をイメージした姿なんだろうなという察しはつきましたが、アニメでは自分の飼っていた小鳥のイメージが雪子の影の姿形に影響を及ぼしたんだろうな、と考えられるような作りです。小清水さんの迫真の演技も良かったです。

それから雪子姫の城の背景をよく見てみると、スタジオがあることが分かります。つまりお城はテレビ用のセットなわけですね。芸が細かいです。しかし、多層構造なのにそこはどうなってるんだろう(笑)

あんまり良くなかったところ。戦闘シーンがちょっと興ざめかな? 棒立ちしてゆったり会話してないで助けろよ! と思いました。それから1話から全体的に言えることですが、動きが小粒というか、魅力的な動きがないなと思います。ただ動いてるだけという感じがしてしまって、多少残念です。

あとやっぱりカットインはいりません。アニメ的に処理してくれるならよかったんですが、ゲームでは良くてもアニメでそのままやるとどうにも流れが止まってしまいます。

次回第5話”Would you love me?”はどうやら運動部マネージャーの海老ちゃんと一波乱ありそうな感じの日常回です。海老ちゃんは! いい子だよ!