以下の記事の続きです。
katakurikatakori.hatenablog.com
考察用に読んだ本や見た映画など。自分用なのでおすすめリストではない、「再読」「読みかけ」などのメモあり、私が分かってることに関する本はない、主義の偏りオールオッケー。作中のノリにはむしろ反発する立場。
本
心理学
- 偏見や差別はなぜ起こる?: 心理メカニズムの解明と現象の分析
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偏見や差別はなぜ起こる?: 心理メカニズムの解明と現象の分析
- 発売日: 2018/07/27
- メディア: 単行本
多岐にわたる偏見・差別のメカニズムの解説と、実際に起きている現象の分析。執筆陣は第一線の研究者だが、アカデミック寄りではなく一般書や大学生向けのテイストのため読みやすい。おすすめ。
心理学の中で偏見・差別を扱うのは主に社会心理学で、時代とともにその主要な理論も移り変わってきた。しかしそれらに共通しているのは、人間として適切な心のありかたの副作用として偏見・差別が生まれるということ。単なる思いやりや優しい心ではなかなか解決できない理由がここにある。
- 反共感論
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- 作者:ポール・ブルーム
- 発売日: 2018/02/02
- メディア: 単行本
共感推しが吹き荒れる現代において、逆張りもいいところに見える「反」共感の主張。果たして共感とは、倫理の根拠にふさわしい感情なのだろうか? 一見いい事づくめに見える共感のダークサイドとは?
- 社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるための道徳心理学
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社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるための道徳心理学
- 作者:ジョナサン・ハイト
- 発売日: 2014/04/24
- メディア: 単行本
「まず直観、それから戦略的な思考」が著者の基本スタンス。私たちはとっさの反応から浮かんだ感情に、後から理屈をこじつけているのだ。著者独自の「道徳基盤理論」によって、それぞれの「正義」が異なる理由、特にアメリカの保守とリベラルが分かり合えない現状を分析する。『モラル・トライブズ』と合わせて読むとなおよし。
なお邦訳はミスリード。原題は"The Righteous Mind(正義心)"。
- 服従の心理
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- 作者:スタンレー ミルグラム
- 発売日: 2012/01/07
- メディア: 文庫
ユダヤ系アメリカ人の社会心理学者・ミルグラムによる、かの有名な「服従実験(アイヒマン実験)」の報告。良心的だと自負している人物でも、ひとたび権威に命じられれば、激しいストレス反応を見せながらも残酷な行動を取ってしまう。それは人間の根源的な性質のひとつなのだ。
- 夜と霧(新版)
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- 作者:ヴィクトール・E・フランクル
- 発売日: 2002/11/06
- メディア: 単行本
再読。ナチスの強制収容所を生き抜いた、ユダヤ人の精神科医・フランクルによる精神科医としての分析。フランクルは収容される前から「実存分析」を唱えており、これは生きる意味を充実させることで精神の病を治すというものだった。絶望によって囚人たちが死んでゆくなか、収容所から生還することで、図らずもそれを自分自身で証明してしまったのだ。
- 戦争における「人殺し」の心理学
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- 作者:デーヴ グロスマン
- 発売日: 2004/05/01
- メディア: 文庫
再読。元軍人の心理学者による、殺人を可能にするメソッドについて。そもそも人間にとって殺人は大変な心理的負担。よってそれを可能にするためには、敵を非人間化し共感を断つ訓練が必要になる。
- 自由からの逃走
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- 作者:エーリッヒ・フロム
- 発売日: 1952/01/01
- メディア: 単行本
再読。著者は、ナチスの迫害を逃れてアメリカに渡った、ドイツ生まれのユダヤ人である社会心理学者・フロム。第一次大戦での敗戦を経て、当時のドイツ国民に「権威主義的パーソナリティ」という性格が形成されていたとし、そこからどのように人々がファシズムを支持するに至ったのかを考察する。
- 社会心理学講義 ──<閉ざされた社会>と<開かれた社会>
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社会心理学講義:〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉 (筑摩選書)
- 作者:小坂井 敏晶
- 発売日: 2013/07/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
フランスで教鞭を執る著者による、一般的なものとは趣の異なる社会心理学論。心理学の派生元である哲学を豊富に交え、日常意識されない社会の仕組みを説く。なお自由意志は完全に存在しない立場なので、そこは多少差し引いて考えるといいかも。
- MBTIへのいざない―ユングの「タイプ論」の日常への応用
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- 作者:ロジャー・R.ペアマン,サラ・C.アルブリット
- メディア: 単行本
DBHの思想の根本が理解できなさすぎて、いっそパーソナリティ分析に走った。完全に私だけ必要なやつ。MBTI自体は、賛否あるものの自己分析には有用。
脳科学
- 脳に刻まれたモラルの起源-人はなぜ善を求めるのか
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脳に刻まれたモラルの起源――人はなぜ善を求めるのか (岩波科学ライブラリー)
- 作者:金井 良太
- 発売日: 2013/06/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
私たちが考える道徳とは、客観的な理性に基づくものではなく、進化によって身に着けた生得的なもの。従来、哲学や宗教が扱ってきた道徳というものが、現代では脳科学や進化心理学の扱う分野になってきている。脳科学から考えるモラルとは?
- あなたの知らない脳 意識は傍観者である
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あなたの知らない脳──意識は傍観者である (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者:デイヴィッド・イーグルマン
- 発売日: 2016/09/08
- メディア: 文庫
「私」が意識している部分は、脳の処理のほんの一部分、氷山の一角に過ぎない。私たちの行動をコントロールしているのは「私」なのか? 「意識」の裏で働く脳のメカニズムから、責任問題にまで話を展開させる。
「地球が宇宙の中心から転落したことは、多くの人々に深い不安を引き起こした。…中心から転落してわずか400年後、私たちは自分自身の中心からも転落したのだ。…これだけ権威を失墜したあと、本当に人類には何も残されていないのだろうか? 状況は逆だろう。…何かが発見されるたびに、現実は人間の想像力と当て推量をはるかにしのぐものだと、私たちは教えられる。…権威失墜がより豊かで深い理解につながり、自己中心性とともに失ったものを驚きと感嘆が埋め合わせる」
時代
- 退行の時代を生きる ―人びとはなぜレトロピアに魅せられるのか―
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退行の時代を生きる――人びとはなぜレトロトピアに魅せられるのか
- 作者:ジグムント・バウマン
- 発売日: 2018/10/25
- メディア: Kindle版
現代を「レトロトピア」つまり「過去への憧憬」をキーワードに読み解く。ホッブズの想定した自然状態への回帰、同族主義への回帰、不平等への回帰、そして子宮への回帰が起こっている現代において、人々は過去に憧憬を見いださざるを得ない。長くまどろっこしい文体だが(それでも翻訳の際に削ったらしい)、的確な分析には頷くしかない。訳者あとがきでは各章の内容が要約されているので、手っ取り早くこちらから読むのもあり。
- 真実の終わり
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アメリカの辛口文芸評論家によるポスト・トゥルース時代の分析。フェイクニュースやプロパガンダがはびこり、真実や専門家の価値が軽くなっていくのはなぜなのか。すべての価値を相対化するポストモダンや脱構築の行き過ぎを批判しつつバッサバッサと斬る。
歴史
- マーティン・ルーサー・キング――非暴力の闘士
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- 作者:黒崎 真
- 発売日: 2018/03/21
- メディア: 新書
キング牧師の活動の歩みがコンパクトにまとまった良書。信頼の岩波。特に彼の取った非暴力という手法について「無抵抗ではなく暴力を使わない形の闘争」であり「訓練の必要なもの」という側面を強調している。キング牧師の単なる神格化には批判的。巻末の「読書案内」も充実している。
- 普通の人びと: ホロコーストと第101警察予備大隊
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増補 普通の人びと: ホロコーストと第101警察予備大隊 (ちくま学芸文庫 (フ-42-1))
- 作者:クリストファー・R・ブラウニング
- 発売日: 2019/05/10
- メディア: 文庫
読みかけ。ごく普通の市民からなる第101警察予備大隊が、ホロコーストにおいて無数のユダヤ人を殺害し続けた実態とメカニズムを描く。
- 黒人差別とアメリカ公民権運動 ―名もなき人々の戦いの記録
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黒人差別とアメリカ公民権運動 ―名もなき人々の戦いの記録 (集英社新書)
- 作者:ジェームス・M・バーダマン
- 発売日: 2007/05/17
- メディア: 新書
公民権運動というとキング牧師ばかりが取り沙汰されるが(もちろん彼がキーパーソンなのは疑いがない)、あえて無名の市井の人たちに焦点を当てたもの。彼ら市民のレベルでも様々な戦いがあったことがよく分かる。
その他
- 神話の力
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- 作者:キャンベル,ジョーゼフ,モイヤーズ,ビル
- 発売日: 2010/06/24
- メディア: 文庫
再読。著者のキャンベルによる『千の顔を持つ英雄』は、『スター・ウォーズ』のシナリオが参考にしたことで有名。DBHは人物の描き方がストックキャラクター的なので、キャンベル的な神話的解釈と相性がいい。
- 「感情」から書く脚本術 心を奪って釘づけにする物語の書き方
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- 作者:カール・イグレシアス
- 発売日: 2016/04/11
- メディア: 単行本
ハリウッド映画式の脚本メソッド。DBHのシナリオや演出はハリウッドの娯楽映画の影響が強いし、とにかく感情を煽れということで、エモさで押していくDBHの理解のために割と役に立つ(私には)。
- アメリカ映画に見る黒人ステレオタイプ
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- 作者:赤尾千波
- 発売日: 2015/04/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
アメリカ映画の黒人にまつわる表現を、時代を追って学べる良書。アメリカ映画において、ステレオタイプ的な表現がどのように受け継がれ、また出現してきたのか。それらの表現から見えてくる人々の価値観とは。授業にも使えるよう小分けのセクションになっており親切。
- アメリカ映画がわかる。(アエラムックNo.91)
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ムックだが、寄稿陣はなかなか侮れない顔触れ。様々な分野からのアメリカ映画評が概観できる。手に入りにくいのが惜しく、単行本化してもいいくらい。
- トマス・ピンチョン 帝国、戦争、システム、そして選びに与れぬ者の生
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トマス・ピンチョン 帝国、戦争、システム、そして選びに与れぬ者の生 (アメリカ文学との邂逅)
- 作者:永野 良博
- 発売日: 2019/07/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
DBHはポストコロニアル的だということで、そういった作品群を書き続けているピンチョンを論じたこの本も割と必読かも知れない。個人的には冷戦下の社会の雰囲気が掴めたし、なぜDBHが今の時代にそぐわないと感じるかの理解にも繋がった。ただし一般書ではないので念のため。
- 批評理論入門 『フランケンシュタイン』解剖講義
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文芸批評の非常に分かりやすい入門書。『フランケンシュタインの怪物』を題材に、さまざまな批評の切り口からこの作品を読み解いていく。解説が分かりやすいだけでなく、ひとつの作品にこんなにも読み方があるのだということを鮮やかに見せてくれる。
映画
- マトリックス
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天才ハッカー・ネオという裏の顔を持つトーマスが、叛乱を起こした機械から人類の自由を勝ち取るために戦う。この世界の人類は機械の動力源であり、水槽の脳よろしくシミュレーションの世界に生きながら、ただ機械にエネルギーを供給するだけのミトコンドリアに成り下がっていた。
ハリウッドのお約束に添いつつも、神話や哲学の要素がてんこ盛り。「マトリックス!」と叫びながら海老反りになったことのない人だけが石を投げなさい。
- ブレードランナー
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フィリップ・K・ディックの『電気羊〜』が原作だが、ストーリーや設定は大分異なっている。捜査官「ブレードランナー」のリックが、4年で寿命を迎えるレプリカントを追う。ストーリーラインははっきりしていないし雰囲気もダークだが、カルト的人気と言われると謎の納得がある。退廃的な視覚表現が独特。日本やアジアの要素が猥雑な近未来感を演出している。強力わかもと。
- エクス・マキナ
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ウェブ検索大手「ブルーブック」の社員がCEOの別荘に招かれ、女性型アンドロイド「エヴァ」のチューリングテストに協力するストーリー(対面で行なっているので正確にはチューリングテストではない)。典型的な、AIが人間を超越する恐怖が下敷きになっているが、自由になったエヴァの開放的な表情も見もの。映像も美しい。
舞台となる別荘は、実際にはノルウェーのユーヴェ・ランドスケープ・ホテル。カムスキー邸はこの別荘をモデルにしたのかもしれない。
- ロボコップ
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舞台は近未来のデトロイト。殉職した警官をサイボーグ化した「ロボコップ」により、デトロイトの治安がメキメキ回復。しかし彼は次第に人間だった頃の記憶に悩まされるようになり、自分を改造したオムニ社へ復讐する。
元ネタとしてはギャビンのセリフだけだが、自動車産業が衰退し、「犯罪都市・デトロイト」としての評価がすっかり定着したことが分かる。かなり昔の作品なので、敵のロボットがチープで全く怖くなかったり、宴会のような血しぶき大サービスだったりする。
- マイノリティ・リポート
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原作はフィリップ・K・ディック『マイノリティ・リポート』だが、ストーリーや設定は異なる。犯罪予知システムと犯罪予防局により、犯罪率が急激に減ったワシントンD.C.が舞台。主人公のジョンは犯罪予知をもとに日々仕事をこなしていたが、ある日、彼自身が殺人犯となる予知がもたらされる。
これはどちらかというと『ヘビーレイン』の元ネタだった。ジェイデンのARIとか、イーサンの境遇や息子の名前とか。実はタイトル詐欺。
- 私はあなたのニグロではない
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アメリカの黒人文学作家・ボールドウィンの未完原稿をもとにしたドキュメンタリー。いずれも暗殺された3人の黒人公民権運動家、メドガー・エヴァース、マルコムX、キング牧師の歩みを追いながら、ボールドウィンの発言や過去のアメリカ映画を引用し、アメリカの差別の歴史を描き出す。
- デトロイト
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デトロイト暴動のさなかに起こったアルジェ・モーテル事件を題材にした作品。客のふとした悪ふざけがきっかけで、モーテルに狙撃手がいると勘違いしたデトロイト市警察やミシガン陸軍州兵により、モーテルにいた黒人3人が殺害されてしまう。
- アバター
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下半身不随となった主人公は、未知の惑星に住む知的生命体ナヴィの調査のため、彼らの外見を模した「アバター」に乗り移る。当初は身体の自由を得た喜びに浸っていた主人公だが、彼らと行動を共にする中で、ナヴィの居住地に眠る貴重な地下資源を得ようとナヴィ殺戮を目論む人間たちに反旗を翻すことになる。
ナヴィは青い肌でネコ科の半人半獣のような姿をしており、歴史上の迫害されたマイノリティの要素を詰め込んだデザインや設定がなされている(マイノリティを描く際、クレーム対策として宇宙人などを用いるのはアメリカ映画によくある手法らしい)。しかしストーリー自体は『ダンス・ウィズ・ウルブズ』などを彷彿とさせる「白人の救世主」ものであり、「原住民に対するステレオタイプ」などを用いていたり、キャスティングにもやや問題があるのが残念である。
ただし、DBH考察にあたって、アメリカ娯楽映画のマイノリティを扱った作品の表現を考えるためには非常に参考になった。
- アップグレード
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謎の組織の襲撃により、最愛の妻を失った上に自身も全身麻痺となった主人公。とあるテック企業のなんかすごいAIチップ「STEM」を埋め込むことで動ける体を得て、彼らに復讐を企てる。しかし、その結末は…。個人的には、自由意志や主体性を思いっきり笑っているところがツボだった。
- シンドラーのリスト
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言わずと知れたスピルバーグの作品。第二次世界大戦中、当初は自身の事業のために賃金の安いユダヤ人を雇用していたシンドラー。しかし強制収容が厳しくなるにつれ彼らに情が湧き、「工場で働かせる」という理由で、彼らを収容所行きから救うために奔走する。
史実を元にした重めの映画で出来はいい。スピルバーグ自身もユダヤ系アメリカ人だ。しかし、感情を煽るように流れるBGMや、お涙頂戴に走りすぎなところが気になって、あまり好意的な印象は持てなかった。だからこそエンタメとして人気が出るのかもしれないが、果たしてエンタメとして安易に泣いて消費して「いい話だった」で終わっていいのだろうか…。
- 翔んで埼玉
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同名の漫画(未完)の映画化。埼玉が関東圏で見下されがちなことを徹底的に戯画化しており、埼玉県民は東京への出入りは通行手形が必要だったり、埼玉県民だとバレれば拘束など、最下層の扱いを受けている(※)。しかし、その現状を変えるためにGACK…麗という帰国子女の美青年が立ち上がる。
※例:「埼玉なんて言ってるだけで口が埼玉になるわ!」「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ!」など
実際の埼玉蔑視が命に関わるものではないからこそ、際どい差別ネタをオーバーラップさせられるのだろう。それでも、DBHも下手にシリアスやらずに『翔んでデトロイト』でいいんじゃないか? と思ってしまった。
余談だが、神奈川県人としては神奈川が東京の腰巾着ポジションなのが笑えた。
論文・紀要・大会発表・書評など
- 自由意志信念に関する実証研究のこれまでとこれから
- 自由意志とリベットの実験(12月14日号米国アカデミー紀要掲載論文)
- 残虐行為における他者の非人間化と自己の道具化について
- 「人工知能」と「人間」が共存する社会 : 映画「スター・ウォーズ」で描かれる「道具知」としての「特化型人工知能」
- われわれはどのように共感すべきなのか:道徳?理学への現象学的アプローチ
- 悪い子の良い行動から何を読み取るか? -自閉スペクトラム症を持つ小学生・中学生の善悪判断-
- 我々の道徳的ポテンシャルの可能性と限界 ―来たるべき倫理のために
- 特集「社会的共生と感情」
- 共感性研究の意義と課題
- 動物の共感 比較認知科学からのアプローチ
- 心身相関の科学 生体反応からみた「こころ」と「からだ」
- 何が社会的共生を妨げるのか─平等主義文化における蔑みと排斥─
- “我々”としての感情とは何か?
- 社会心理学における道徳判断研究の現状
- グローバル化社会における共生と共感
- 偏見・ステレオタイプの心理的基礎
- 人間にとって労働とはなにか
- 國分功一郎著『中動態の世界 : 意志と責任の考古学』
- バイアスを理解する歴史の視点 集団間葛藤の予防に向けた予備的考察Ⅲ
- 「差別と社会」
- 共感を科学する その進化・神経基盤
ウェブページ
- サルトル 「いま 希望とは」Sartre L'espoir maintenant : 朝日ジャーナル 1980
- 日常のすべてが監視され、収益化される「監視資本主義」への警告
- ゲームは世界で最も影響力を持つ「哲学」かもしれない。ゲームと遊びと哲学の座談会(前編)
- AIが事故を起こしたら、誰が責任を取るのか? 哲学者・法学者・心理学者が考察する三者鼎談
- シンギュラリティは既に起きている。ALife研究者・池上高志が語る「過剰性と生命」
- 生命・技術・倫理の怪物──「フランケンシュタインの問い」をバイオアートで考える
- なりきって心を理解する(心理学ミュージアム)
- フランスでも衰退? 哲学教育の危機
- 「テックというユートピア思想」がもたらした「トランプというディストピア」
- シリコンバレーが警告するAIの恐怖、その本質を「メッセージ」原作者が分析
- 人間はハックされる動物である
- あなたは自由意志を信じますか?
- 『道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』悲劇への道は、共感の心で敷き詰められている
- 地獄への道は『共感』で舗装されている。
- 「「ペット」:動物の家畜化に内在する本質的な問題」 by ゲイリー・フランシオン
- VR、人種差別を解決する手段としての可能性
- 人類は「テクノロジによるバージョンアップ」をイメージできていない
- 残虐さに慣れ 人が人でなくなる
- コウモリの視点
- 【神経科学】共感やシステム化といった形質がオキシトシンの向社会的作用に及ぼす影響
- 人間らしさとは何か? アンドロイド・ロボットが目指すべき頂【CEDEC 2013】
- 心理学が挑む偏見・差別問題
- SFが想像する科学技術の未来
- 『共感の時代――動物行動学が教えてくれること』書評
- ヴァーチュアル・リアリティの2000年
- 映画『デトロイト』あるいは人種妄想をめぐるグレートゲーム
- 「人新世(アントロポセン)」における人間とはどのような存在ですか?
- 他人への共感・自分への共感
- 歴史的・社会的文脈の中で心理学をとらえる(3)
- 楽しく学ぶ倫理学 第19回 種差別主義批判から動物の権利へ
- 潜在的な偏見――みんな人種差別主義者なのか?
- 『社会心理学講義』 ~我々は残虐性を内在化した脆い動物~
- 共感にあらがえ<02>見過ごされる“共感されにくい人たち” どう救うべきか?
- 「AIは魔法の箱ではない」 杉山将・理化学研究所センター長
- 普遍的な人間性の不在という「確信」
読みたい本
- タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源
- 責任という虚構
- 〈わたし〉はどこにあるのか: ガザニガ脳科学講義
- 共感 (岩波講座 コミュニケーションの認知科学 第2巻)
- 壁の向こうの住人たち――アメリカの右派を覆う怒りと嘆き
アメリカ映画に見る黒人ステレオタイプ- 他者の心は存在するか―「他者」から「私」への進化論 (自己の探究)
- マインド・タイム 脳と意識の時間
- 思いやりはどこから来るの?: 利他性の心理と行動
- ある奴隷少女に起こった出来事
- 『アンクル・トムの小屋』を読む―反奴隷制小説の多様性と文化的衝撃
人工知能のための哲学塾- 服従実験とは何だったのか―スタンレー・ミルグラムの生涯と遺産
- 感情心理学・入門
- 人間らしさとはなにか?―人間のユニークさを明かす科学の最前線
- 1冊で知る 虐殺
- 啓蒙思想2.0―政治・経済・生活を正気に戻すために
- 暴力の人類史
- SF映画とヒューマニティ―サイボーグの腑
- 利己的なサル、他人を思いやるサル―モラルはなぜ生まれたのか
- 共感の時代へ―動物行動学が教えてくれること
- 動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか
- 進化心理学入門
- アメリカ映画とキリスト教 -120年の関係史
- 最底辺 Ganz unten―トルコ人に変身して見た祖国・西ドイツ
すばらしい新世界- 神々の沈黙
- 脳の意識 機械の意識 - 脳神経科学の挑戦
自由か、さもなくば幸福か? ──二一世紀の〈あり得べき社会〉を問う