グラッサーの最新作『Crux』より。レーベルのOne Little Independent Recordsは、ビョークなどもアルバムを出している。
時々聴きたくなるミュージシャンなのだが、メジャー感にもインディー感にもいまいち振り切れず、これ! と言い表せない作風なのがあまりパッとしない理由だろうか…。
今回は異なる要素を組み合わせた作品ということで、結構意欲作だと思うのだが。フィドルを取り入れていたり、この『Vine』でも民謡のような歌唱や喉歌が聞こえる。
Vine (by Glasser)
Written by Glasser
A vine before me
Inviting
Heavenly vine from a tree
For me to swing
(目の前のつる草が
手招きしている
木から伸びた天のつる草は
私が揺れるため)
I'm flying like a bird
Ha-ha, ha-ha
So high, lose my nerve
Drop out of the sky
(鳥のように飛んでいる
とても高くて、気が遠くなって
空から落ちる)
Falling, falling
Away from it
No more for me
Until I plant it
(落ちる、どんどん落ちる
つる草から離れてゆく
もういらない
私がそれを植えるまで)
A new vine reaching out of my tree
Heavenly vine leans to leave the sea
(私の木から新しいつる草が伸びている
天のつる草は海から離れようと傾く)
Sea…
(海から…)