ペルソナ2 罰 アトラス 2012-05-17 by G-Tools |
罰クリアしました!
一応単体で完結してはいますが罪と合わせての前後編なので、大まかなプレイの感触は前作の罪の感想と共通しています。罰の感想はこちら。
罰のストーリーをクリアし終わって感じたのは、罪でもありましたが、ほんのわずかなことから物事が大きく動いていってしまうというものの極みだということ。しかも最終的には全てあるべきところに収まるようなストーリー。罪では噂によって物語があれよあれよと思わぬ方向に向かって行きましたが、罰は噂の要素は抑え目で、メインキャラクターが社会人なこともあってか個々の人物のちょっと苦い話が特徴的でした。
ストーリーは抜群に面白いです。だからこそ惜しいのが、リメイクというよりもほぼベタ移植の形で出されてしまったこと。昔のゲームシステム、グラフィックのままです。アーカイブス配信ならいざ知らず新作としてこれは……。スタッフの顔触れを見てもお世辞にも力が入っているとは言い難く、言い方は悪いですが手堅い儲けと習作を兼ねた風に見えます。
実はラスダン付近で一旦プレイを中断していたのですが、やはりどうしても戦闘が単調になるきらいがあって飽きが来てしまったのだと思います。そのあたりを丸ごと「現代語訳」したバージョンは見てみたかったですね。
そういうわけで現代の見方からすると厳しいところがあるものの、やっぱりプレイしていて面白かったと思います。
ちなみに追加要素の目玉、シナリオ担当の里見氏によるアディショナルシナリオはルートの関係により途中までしか出来ていません……が、やはり面白い。前作の罪リメイクのシアターモードも、里見氏のものが一番良かったです。